最近流行りの全館空調であるZ空調。
斎藤工さんがCMしていることでも知られていますね。
カタログを読んでもメリットばかりでデメリットは書いてありません。
でも本当にメリットばかりなんでしょうか?
実際に私が住んでみて分かったデメリットがたくさんあります。
ハウスメーカーの営業マンも工事監督も教えてくれなかった、そして実際に住んでみないと分からないZ空調のリアルなデメリットを解説しています。
最後まで読んでねっ♪
1年間住んでみて初めてわかったデメリットもあります。以下の記事を参考にしてください。
Z空調の本当のデメリットって一体何?
みなさんこんにちは。フクシマタロウです。
今回もZ空調について解説していきますよ!
これまでZ空調について電気代の面、評判の面から徹底解説してきました。
過去の記事を読んでいない方は、ぜひご覧になってください。ちょっとボリュームは多いですが、Z空調の気になるところを丸裸にしています。
今回は、これまでの記事に入りきらなかった特に住んでから実感したデメリットについてご紹介していきたいと思います。
- 住んだ人にしか分からないデメリットを知りたい
- デメリットを理解しないと採用するのが怖い
- 住宅設備で後悔したくないから詳しく知りたい!
- 他の全館空調と迷っている
解説の中には公式HPには書いていない、体験した私だからこそ書ける内容がたくさんありますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
※当記事は前回までの記事を補完する形で書いています。
Z空調について理解を深めるためには、過去記事もぜひ読んでください♪リンクから飛べます。
Z空調のデメリット〜はじめに〜
だいぶZ空調については理解できたよ!
でもさー知れば知るほどわかんなくなってくんだよねぇ。
何がでしょうか?
いや結局さぁ、Z空調ってどうなの?
いいの?悪いの?
なるほど。確かに判断に迷いますよね。
しかしそれを判断するのはまだ少し早いかも知れません。
公式HPには書いてないデメリットについて解説しましょう!
それから判断されてはいかがでしょうか?
了解!んじゃ行ってみよ〜!
この記事を読むと、Z空調のデメリットがよくわかります。私が実際に住んでみて感じていることを正直に書きます。採用を検討されている方は、メリットとデメリットをよく読んでから決めていきましょう!
Z空調のデメリット
メリットしかないって思ってたのに、デメリットあるんですかw
確かにメリットたくさんですが、デメリットもあるんです。
これだけは強調してしっかりお伝えしたいので、包み隠さず言わせていただきます!
最後までお付き合いお願いしますね!
Z空調のデメリット① 冬は乾燥!乾燥!!乾燥!!!
まぁ常にエアコンつけっぱなしだもんね。
そりゃ想像つくけど。
そんなにすごいの〜?
これがもうハンパじゃないんです。
お肌カサカサ、手もカサカサ、喉はカラカラです。
擬音だらけやんw
私は住み始めて最初にZ空調の冬を体験したんですけど、その乾燥たるや衝撃でした。以下、簡潔にいうとこんな感じです。
- 20畳用の加湿器をフル稼働で、常に湿度30%以下
- カメラの防湿庫(湿度40%設定)が30%以下で全然役に立たない
- クリーム塗っても手の平がカサカサ。ちなみに前の家でははクリームすら塗っていない。
- 朝起きて喉が痛いなんて毎日のこと。
- Z空調は部屋の扉を開けっぱなしにしても全部屋が暖かい。しかしそのせいで加湿が追いつかず、乾燥が止まらない
このような状態です。適切な湿度は50〜60%と言われていますが、冬はまず届きません。
乾燥するとホコリの舞い上がりや、ウイルスの問題など、健康や体調に悪影響が出ます。
新しいお家でも、やはり乾燥していると快適じゃなくなってしまうんですよね。
それに加えて近頃の新型コロナウイルスもあり、乾燥がとても気になります。
Z空調の乾燥対策は、生半可な対策では効果がない
これは何とかせねばと色々調べました。
部屋中に霧吹きをするのがいいという記事を見て、やってみました。
壁紙にも直接霧吹きをかけました。
これはびっくりしたのですが、霧吹きをかけたところからみるみるうちに乾燥していきました。
少し極端な言い方をすれば、鉄板に水をかけたような感じで水がなくなっていくんです!
どんだけ乾燥してんねん!
それすごいな!
結構な量を霧吹きしても、部屋の湿度は全く変わりませんでした。
恐らく、Z空調の気流と換気システムの気流によってひたすら乾燥が促されているので、一瞬湿度が上がっても乾燥のスピードに勝てないのだと思います。
そうなると最後の手段は、乾燥の波に真っ向から立ち向かい、対抗するしかありませんでした。
加湿器大作戦です、、笑。
原始的な手段かも知れませんが、1台でダメなら2台。と加湿器を増やしていき、最終的には3台体制になりました。
1部屋に3台て、、笑
加湿器ってもピンキリだけど、大きさはどのくらい?
20畳用を2台、10畳用を1台です。
ちなみにフクシマ家のLDKは20畳です。
えーかなりオーバースペックな気がするけど、それでやっと湿度60%?
ところがどっこい、3台でやっと40%です。
冬の湿度60%は、Z空調では無理だと悟りました。
乾燥してるのもやだけど、それを加湿できないってのは相当なデメリットじゃない?
どうしようもないじゃん。
痛いとこつきますねぇ。
そうなんですよ。
乾燥していることより、加湿できないことが問題
乾燥していても加湿することでちょうどいい湿度にできるなら問題ないんです。
しかし、それができないとなると、とても厄介な問題になります。
これは私の推測ですが、リビングを完全に締め切っていれば問題なく加湿できると思います。しかし、リビングというのは湿度の逃げ場が多すぎるのです。
換気扇
料理をする際はレンジフードの換気扇を回しますが、部屋の空気を直接外に出します。その際に湿度(湿気)も同時に出してしまうのです。
ドア
あとは間取りによりますが、玄関に続くドア、風呂場に続くドア、パントリーやトイレに続くドアなど、加湿器を設置していない場所のドアを開くたびに湿気が逃げていくのです。
特に気をつけなければいけないのが階段に続くドアです。階段は立体的に空間広がっていて、その先は2階フロアという大きな空間です。
湿気は高い方から低い方へ流れるので、あっという間に湿気をもっていかれます。
リビング階段、吹き抜けは最悪
リビング階段とか、吹き抜けにした場合はどうなっちゃうの?
いや〜加湿効果を考えたら最悪ですね。
そもそも吹き抜けは、冷暖房の効率を下げる典型です。
オシャレで開放感もある吹き抜けやリビング階段は私とっても好きです。
でも空調との相性は最悪です。
部屋を区切ることができなければ、湿気は無限に逃げていってしまいます。どんなに加湿しても追いつかないでしょう。
だよねぇ。吹き抜けとか開放感あって憧れるけど、難しいねぇ。
てことはさぁ、Z空調でせっかく全部の部屋とか玄関だ廊下だって空調してんのに、結局冬はドア開けっ放しにできないの?
そうなります。
開けっ放しにできることがZ空調のメリットなのに、それが乾燥を助長する原因になってしまうんですよ。
え〜何か対策ないの?
加湿器を増やす以外の対策として、私が実際に試して少しなりとも効果があった対策は下記です。
-
お風呂の換気扇を回さない。(湿度を外に逃さない)
-
キッチンの換気扇も最小限にする。(湿度を外に逃さない)
-
お風呂に入っているとき以外は、浴室のドアは開けてリビングを加湿する。
-
電気ケトルやポットの沸騰した残り湯は、すぐに捨てずにしばらく蓋を開いて放置。
なんかちょっと弱い対策だね、、。
そうなんです。
とにかくドアを閉めることで居住空間を他の空間から仕切って、ひたすら加湿器に任せるというのが一番でした。
これはリビングだけでなく寝室も同じです。
リビングに3台も加湿器置いて、寝室にも加湿器買ったの?
奮発したねぇ。。
もったいないから毎晩リビングの加湿器を2階に運搬して使ってますよ。
翌朝リビングに戻すのも私の仕事、、。笑
Z空調のデメリット② 部屋の温度設定が難しい
え、フロアごとに一括で設定できるんじゃないの?
その通りです。
メーカーもそう言っていますし、それがメリットでもあります。
しかし、使ってみるとデメリットになる部分もあるんです。
起きてる時に使う居室、寝る時に使う寝室。温度設定どうすりゃいいの?
あ、なるほど。
例えばですが、書斎で仕事をする場合や家事をする場合、寒かったり暑かったりするのは嫌ですから、作業をするのに快適な温度にします。
夏であれば、涼しくします。
そうだよね。
そうするよね。
作業が終わって寝室に行っていざ寝るとなった時に、気づくんです。
寝るにはちょっと寒いな、と。
冬なら逆ですね。
あれ、暑いな、って思うんです。
起きていて作業をしているときは快適なのですが、いざ寝るとなると布団や毛布があって、明らかに寒かったり暑かったりするわけです。
人は、起きている時の快適な室温と、就寝時の快適な室温は、どうやら違うんだということにこの時になって初めて気づくんです。
いや〜!!
そんなの住むまで気づかん!
書斎じゃなくても何でも同じですね。
同じフロアにある部屋や空間を同じ温度にできる素晴らしいメリットが、温度設定をうまくやらないと、隠れたデメリットになるんです。
結果として、(夏の場合)起きているには少し暑くて、寝るには少し寒い、みたいな微妙な温度に設定することになります。
もっと言えば、夏や冬など朝晩の温度差が激しい時は、時間で温度を変えたくなります。しかし残念なことにそれもメーカーはオススメしていません。
温度設定を変えるたび、フロアごと一気に空調するので電気の消費が非常に大きくなります。しかも、空調する範囲が広いので、ちょうど良い室温に落ち着くまで数時間かかることもあります。
ですので、ある程度決めた温度設定からは変更しないというのが基本になります。弱〜い運転でず〜っとつけとくからこそ電気代が安くなるわけですから。
どうです?
住まないとわからない事って結構あるんですよ。
ほんとだねぇ。
普通のエアコンの感覚とは全然違うんだな。。
うちはまだ子供が小さいのでいいのですが、これから大きくなって、子供部屋を使うようになったらこのデメリットがもっと表面化するんじゃないかなぁと内心ヒヤヒヤしています。。
Z空調のデメリット③ フィルターのメンテナンス 楽じゃないじゃん!
え、これ前の記事でメリットだって言ってなかった?
そうなんですけど、慣れてくると結構めんどくさくて、全然メリットじゃないなぁって思ってきたんですよ。
我が家にはZ空調の本体がフロアごとに1台、合計2台あるので、2台分のフィルター清掃で済みます。
これは普通の家であれば部屋の分だけエアコンがあるわけで、4台とか5台、多い家ではそれ以上のエアコンのフィルターを掃除しなければなりません。
数だけで見るとメリットに見えますが、Z空調の本体には、1台につき通常の倍ほどの巨大なフィルターが装備されています。ということは、2台でも4台分に相当するフィルターを掃除することになります。
何それ。
それじゃ4台分やるのと同じ、、。
楽じゃないじゃん。
しかも、普通のエアコンは夏や冬以外は止めているから、そんなにメンテナンスはしませんよね。
しかし、Z空調は基本一年中動かしていますから、例外なく一年中メンテナンスしなきゃならないのです。これってメンテナンスが楽って言えるんでしょうか?
まぁやる内容はフィルター掃除なんで、掃除機で吸ったり、軽く水洗いする程度ですが、結構手間ですよw
ということで、実際にメンテしてみました。手入れについて詳しく解説している記事はこちら。
Z空調のデメリットまとめ 結構デメリットはある。
とても快適で素晴らしいZ空調ですが、意外とデメリットがあります。
しかもそのどれもが公式HPではうまく見えないようになっていて、ハウスメーカーの営業マンもほとんど説明してくれません。
空調というものは目には見えない部分で生活に大きく密着しています。採用するにあたっては、しっかりそのデメリットを理解して判断するようにしてください。
もちろん、天秤にかけても余りあるくらいメリットもあります。その大部分は前回の記事で解説してきました。
では、今回の記事の続きを書くとするならば、やはり、使ってみて初めてわかったメリットでしょう。これを書かなきゃZ空調の記事は完結しませんし、今回の記事だけ読んだ方はZ空調を嫌いになってしまうかも知れません。笑
それは次回の記事で書かせていただきます。
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(無料で【成功する家づくり7つの法則】を読む)ここまで読んでいただいてありがとうございます。本当に感謝しています。当ブログを読んでくださっている愛すべき読者さんたちにとって、少しでもプラスになるように、日々頑張って更新していきたいと思います。
何かもっと知りたいことや、わかりづらいこと、クレームでも結構です。
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では、次の記事もお楽しみに!
フクシマタロウでした!
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