パパまるハウスは規格型のローコストメーカーです。規格型はある程度の間取りが決まっていることが特徴ですが、自分達のオリジナリティを出しづらいというデメリットがあります。人それぞれデザインや機能面でこだわりたい部分が必ずあります。そのために用意されているのが、いわゆるオプションになります。
パパまるハウスではグレードアップと言われていており、追加料金を支払うことで標準仕様から自分の好きな仕様に変更することができます。
気になるのはオプション(グレードアップ)の値段と、実際の使用感ですよね。
今回は、パパまるハウスを検討している方向けに、パパまるハウスの私が実際に採用したパパまるハウスのオプション金額と、使用感を解説していきます!本物の注文書を公開していきますので、どこよりもリアルで参考になるブログ記事になってますよ!(多分、、笑)
パパまるハウスについて、建てた私目線で解説した記事はこちら⇩
【実録レビュー】パパまるハウスの評判!実際に住んで分かった12の事
パパまるハウス公式HPはこちら
いきなり結論 パパまるハウスのオプションは優秀!積極的に採用すべき!
いつものことながら、だらだら解説しても読者様の大切な時間を奪ってしまう。
なのでいきなり結論から。
パパまるハウスは標準仕様のレベルが高いことを売りにしていることもあり、特にこだわらないならオプションをつけなくても快適な家づくりをすることができる。
しかし、実際に建てた私の感想としては少し違う。
コスパが高く性能が良いオプションは、積極的に採用すべき!
意外だね!オプションなんていらないって言うと思った!
カタログとか見てると色々あるから、あれもこれも付けたくなっちゃう♪
ハウスメーカーはオプションもりもりにすれば喜ぶんでしょうけど、それはオススメしません。笑
厳選して必要なオプションを付けることでコストも下がるし、後悔も減りますよ♪
オプションには2つの種類がある
前提として知っておいてほしいのは、パパまるハウスのオプションには2つの種類があること。
- 変更…もともと標準仕様として建物価格に組み込まれているため、差額を払うだけで変更できるもの。キッチンやお風呂などが該当する。
- 追加…建物価格に含まれていないため、単純に追加料金が発生するもの。カーテンや食洗機、追加のコンセント、太陽光発電や小屋浦収納などが該当する。
変更オプションについては比較的少ない金額で採用することができる。
標準仕様10万円の洗面台 → オプションで12万円の物に変更
=2万円の支払い
対して、追加オプションは1円も建物価格に含まれていないので、純粋な金額増となる。
私の憧れの小屋浦収納は??
それは追加なんで、純粋に50万くらいプラスですかねぇ、、笑
なるほどね。
プランに入ってる設備の変更と、純粋な追加で、一言にオプションって言っても全然違うのね。。
そ、そうです。
そこのところを考慮して、オプション選びをするのが成功のコツですよ♪
私が採用したオプションと金額を一挙公開(全て税抜)
オプション総額150万円くらい
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わお!
盛りだくさんじゃん!
こうしてみると多く見えますが、大別すると水まわり、電気、カーテンですね。
金額の大部分は水回りが占めています。
オプションの費用は、建物総額から見たら小さいものです。
予算を考えるときはトータルの金額とのバランスを考えましょう。
私の場合の建築費用をもとに、パパまるハウスの値段を解説した記事はこちら
パパまるハウスのオプションと使用感を具体的に解説
水周りのオプション
我が家はキッチンもお風呂も全てタカラスタンダードで統一している。タカラの性能面に満足していることは間違いないが、パパまるハウスの標準仕様で採用されているメーカーがタカラスタンダードのみなので、選択肢がなかったというのが正直なところである。
選択肢が少ないってのがパパまるハウスのデメリットなんですよね。
パパまるハウスのデメリットについては以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【2年目デメリットレビュー】パパまるハウスで新築して後悔したこと
タカラスタンダードのキッチン 「グランディア」
キッチンは妻の妻の強い希望でペニンシュラ型のキッチンへ変更。
完全オープンなので丸見えというデメリットがあるが、キレイに保たなきゃという緊張感が逆に良いのだそう。
ちょっとハードル高いかも。。笑
キッチンとの壁がないのでスペースが広く感じるし、それでいて料理をしている妻との距離は近く感じる。
家族と会話しながらの料理や、キッチン仕事をしながらでも子供の様子を確認しやすいので、とても使い勝手が良いというのが感想である。
オプションキッチンにすると、シンクが人造大理石になる。傷防止やメンテナンス性を考えると必須というレベルでお薦めである。
完全にフラットはちょっと、、、という方はこんな形も選べる。
ニッチ収納が増えるのでとても機能的だ。キッチンの反対面には収納が付くので、これもまた良い。
この変更でお値段¥305,000也。
高いー!と思いましたが、キッチンの本体価格は100万〜200万円が相場なので、致し方ないかと。
建物価格にキッチンが含まれるので、これは変更による差額の支払いになる。30万そこそこで理想のキッチンが手に入るなら安いと考えるか、高いと考えるかは、価値観次第である。
注意点としては、変更したキッチンに対してもオプションが用意されていること。
わかりやすいところで言うと食洗機だ。
30万払ってキッチンをグレードアップしても、食洗機は付いてこない。私は深型の食洗機を選択したため、これは純粋な追加で18万円かかった。
ちょっとびっくりしたのが、足元のスライド棚追加だ。
通常は2段になっているらしく、なかなかの深い棚になる。
深すぎて使い勝手が悪いと言う人のために用意されているのが、棚を一段追加するオプションである。
写真がこれ。
え、なにこれ、別料金なの??
43,000円ですw
更に驚きなのが、ソフトクローズ機能。閉まる直前に発動して、ゆっくり閉まってくれるおなじみの機能だ。
18,000円ですw
べ、別料金ですか???
ソフトクローズは付いていないと閉めるたびにガツガツ当たる。そのためにわざわざ優しく閉めるのは、毎日のことだからこそストレスが溜まる。ついてて普通な機能だが、残念ながらオプションである。
高いと思うが、実際に生活してみるとやっぱりあって当然の機能なので、付けてよかった、というか付けなかったら後悔するところだったと思っている。
ソフトクローズでお金とらないでよ〜って思いますけどね。。
そのほか、浄水器付きの蛇口をオプションで採用している。これは10000円。変更なので金額は控えめ。
浄水器と言っても、よくある交換式のフィルターカートリッジが入るだけだが、外付けの浄水器をつける予定のない方は見た目もスッキリしていて十分かなと思う。
妻が、できればタッチレス水栓にしたかったと悔やんでいたが、値段が10万円近くするので私は採用しなくて済んでよかったと思っている。。笑
ちなみにカップボードは4段で吊り戸なしの超シンプルなタイプで225,000円。
市販品で安くいていいの探したんですが、デザインがマッチするものが見つからず、結局タカラに頼みました。
高いけど、やはり満足感は高いです。
カップボードも全てホーロー素材なんで傷や汚れは全くつきません。
へぇ。吊り戸なしにしたんだ。
収納足りるの?
我が家は4人家族ですが、十分ですね。
キレイに収納すれば、余裕で入ります。
吊り戸は便利ですが、圧迫感が出るのと、高い位置の収納は使いづらいと言うことで採用を見送りました♪
あれ、カップボードって追加なの?
変更じゃなくて?
そうなんです。契約してから知ったんですが、カップボードは標準に入ってません。
採用する場合は追加になるので注意ですよ!高いです。
ひぇ〜じゃ、ちょっとこだわったら軽く30万円くらいいくね!
タカラスタンダードのお風呂「リラクシア」
お風呂もタカラスタンダードで、リラクシアというグレード。これもパパまるハウスで用意したオプションになる。
パパまるハウスのお風呂はLIXILかタカラか選べるが、タカラを選ぶとオプション扱いになり、4万円の変更オプションが発生する。
デザインはLIXILが良かったのだが、機能面で圧倒的にタカラが勝利。
ホーローまじすごい。汚れが全然つかない。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ読んでほしい。キッチンも良かったけど、お風呂がすごくいい。
新築に採用!タカラスタンダードのお風呂【ショールームでホーローに惚れた】
断熱関係のオプションや、使い勝手をよくするスライドパイプ、見た目を向上させる高光沢フラット天井など、魅力的なオプションがたくさんあるが、キッチンと違って一つ一つはとても安く、コスパがいい。
毎日入るお風呂なだけに、こだわってもいいポイントである。
注文書には書いてないが、キープクリーンフロアという汚れ落ちがいい磁器タイルをサービスで付けてもらった。
上の記事に詳しく書いてあるが、保温性と汚れ落ちが抜群で、お風呂時間を快適に過ごすことができている。床の大切さというのを初めて考えさせられた。
電気関係のオプション
パパまるハウスは、標準でコンセントや照明器具が建物費用に組み込まれている。
特にこだわりがなければ追加で費用が発生することはない。
しかし、実際は標準のプランだけでは全然足りない。
プランによって違うようですが、コンセントであれば各部屋に2個程度、照明は各部屋にシーリングライト1つといった具合に、標準仕様に組み込まれている場合が多いです。
しかし、自分の生活スタイルを考えると、あちこちにコンセントは足りないし、照明をセンサーにしたりダウンライトにしたりと変更や追加をすることになります。
電気品はオプションとなると結構厄介で、パパまるハウスが用意しているメーカーは大手メーカーばかりで値段が高い。少しこだわると照明だけで何十万もかかってしまい、電気関係にこだわりが強い私としては非常に困ってしまった。
全部屋ダウンライトで、色や明るさを変更できるスマート照明にしたかったんです。
結果的に、Amazonで購入したものを持ち込むことになりました。
アクセントクロス
写真は我が家のアクセントクロスの一部だ。
子供部屋を除く全部屋に一面ずつアクセントクロスを採用したのだが、部屋の印象がガラッと変わり、とても雰囲気が締まる。1平米の単価は1000円。選べるクロスの種類は数百、、いや千を超えているかも知れない。アクセントクロスは個性やこだわりを出すには最高のオプションといえる。
その他のオプション
カーテンは標準では組み込まれていないため、自分で用意する必要がある。ホームセンターか家具店で迷って、色々検討したのだが、最終的にはパパまるハウスに頼むことにした。
コストだけ考えればニトリなどのホームセンターが安かったのだが、採寸が引き渡し後にしかできなかったり、選べるデザインが少なかったり、家の雰囲気がと合わせたトータルコーディネートができなかったりと、デメリットが多かった。
ハウスメーカーなら建築中に採寸して、全部取り付いた状態で住み始めることができたし、選べる種類も多く、営業マンや工事監督は家の打ち合わせからの付き合いなのでこちらの好みも家のイメージも汲んだ上で提案してくれた。
14ヶ所のカーテンで30万円ほどなので、十分納得できる金額であり、品質も満足している。
その他は、意外なことに窓の変更で値下げをしてもらうことができた。
というのも、標準でついていた大型の引き違い窓を、縦滑り窓に変更したことで差額をマイナスしてもらったのだ。
引き違い窓は気密性を損ねる。加えて大きな窓は断熱性を下げる原因になる。
快適な暮らしのためには、窓はない方がいいのだ。
そうは言っても窓を無くすことはできないので、少しでも小さくするために縦滑り窓を2つに変更した。おかげで、コストを下げつつ性能をアップすることができた。
ちなもに、パパまるハウスの窓はリクシルのサーモスXを標準としている。アルミ樹脂複合サッシである。寒冷地に住んでいる場合はオール樹脂サッシにしたいところだが、私の地域では複合サッシでも特に問題は出ていない。とはいえオール樹脂より断熱性能が落ちることは否定できないが。
2021年12月追記
私が建てた2020年末は上記の通りアルミ樹脂複合サッシが標準だったが、公式サイトを見るとYKKapのオール樹脂サッシに変更となっている。これはかなりの神アップデートだ。ぐぬぬ。。。これから建てる人が羨ましい。。。
まとめ しっかり選べば優秀なオプションがたくさんある
繰り返すようだが、パパまるハウスは標準でもかなり質の高い商品を搭載しているため、特にこだわらないならわざわざ追加料金を払ってまでオプションをつける必要はない。
しかし標準だけでは無難な仕様になってしまって、オリジナリティが出せないし、今ひとつ痒いところに手が届かないのも確か。
オプションを有効に使って、使いやすさ、快適さをワンランクグレードアップさせるのはとてもいいことである。
時に標準品からオプション品への変更はとてもコスパが良いので、ぜひ積極的に検討していただきたい。
オプション品に関してはこの記事だけではまだまだ書き足りないので、「付けて良かったオプション」や、「失敗したオプション」などの記事も書きたいと思う。楽しみにお待ちいただきたい。
注意;掲載の価格は、筆者の建築当時のものです。細かい値段の変更はあるかも知れないので、参考程度にお考えください。
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