住宅ローンを借りる方は、マイホーム計画の最初にお金の心配をクリアしておくことが大切です。打ち合わせが進んでから住宅ローンの審査に通らないという事態にならないために、早くから準備しておきましょう。でも、具体的に何をしたらいいか分からないと言うのが正直なところだと思います。この記事では、銀行の事前審査において、具体的に何をすればいいのかを解説していきます。お金の心配を取り去って、楽しくマイホーム計画を進めましょう!
今回の記事は住宅ローン事前審査の実践編です。前回の記事からの続きなので、読んでいない方はぜひこちらをどうぞ。
住宅ローンの事前審査は、どのタイミングで受けるのがベスト?
大事な事。事前審査はマイホーム計画の最初にやるべき!
事前審査は、住宅ローンを申し込む前でしょ?
てことは、資金計画とか見積り内容が固まって、いくら借りるかが決定してから。つまり着工する前かな?
いい線いってますけど、前回までの事すっかり忘れてますね!笑
以前の記事で、個人の信用情報の重要性と、その調べ方を解説しました。
住宅ローンを組む上で、信用情報に傷があると、ローン審査に通るのが非常に難しくなります。マイホーム計画がある程度進んだ状態で住宅ローンが組めないという悲惨な状態に陥ると、すべての計画がストップします。
なので、早めに自分の信用情報は調べておくべきなのです。
住宅ローンの事前審査も、同様の理由で早い段階で出しましょう。信用情報に問題がなければ、あとは自分の属性と借入額のバランスが銀行の審査基準に合格できるかだけです。事前審査にクリアできたことを確認してからなら、安心してマイホーム計画を進めることができるのです。
逆に、事前審査に落ちてしまった場合は、収入と借入のバランスなど何かしらに問題があるということなので、計画を見直す機会になります。誤解を恐れず言うなら、住宅ローンの事前審査は、誰でも、いつでも、どこでも、簡単に、無料で受けることができます。金融機関が用意したこのシステムを使わない手はありません。
自分はローン審査に通るのか、お手軽に試すことができるので、怖がらずにどんどんチャレンジしましょう。 間取りや仕様などの中身の話は、資金計画が固まってからでも遅くはないのです。
でもさ、申し込む銀行だって吟味しないと事前審査出せないじゃん?
ご安心ください。
事前審査に出したからって、何もそこで借りないといけないことはありません。審査に合格するかどうか、お試しでもOKです。
事前審査は、メガバンク、ネットバンク、地方銀行など、ほとんどの銀行で受けることが可能です。それも、ほとんどがインターネット上で申し込みが完結できます。わざわざ窓口に行って書類を書いたりしなくても良いのです。
じゃ、家でもできるんだね!
コロナ禍でも安心。。
そうですね。
ちなみに私は心配性なので、事前審査は5社に出しました、、笑。
もちろん最終的には銀行選びはしっかり条件を比較して選ばないといけません。しかし、それこそ銀行選びは最後でも大丈夫です。この段階では、審査に通るか試すだけなので、とにかくどこでもいいのでネットから申し込んでみましょう。
実践編 住宅ローン事前審査に申し込む
では、具体的に申し込むための手順を解説していきましょう。
何を用意すればいいの?
- 源泉徴収票
- 身分証明証
- 土地、建物の面積や金額がわかるもの
詳しく見ていきましょう。
源泉徴収票
事前審査では、収入に関して具体的に記入する必要があります。審査は前年度の年収を基に行われますので、会社で発行されている源泉徴収票を準備しましょう。収入を合算して夫婦のペアローンなどで申し込む場合は、合算する全員の分が必要になります。
身分証明証
基本的には運転免許証があればOKです。ない場合は、各銀行の指定する証明証を用意しましょう。健康保険証などでも大丈夫なケースが多いです。
土地、建物の面積や金額がわかるもの
土地も建物もこれからだから、用意できないんだけど、、、。
これは正直、なくても大丈夫です。
概算でOKですから。
金額は自分の予算の範囲が分かっていれば、それで十分です。もちろん打ち合わせが進んだり土地が決まったりすれば、もっと具体的な金額も決まってきます。しかし、銀行の事前審査の段階では必要ありません。そもそもローンを組めるのかどうかが第一目的ですから、概算でオッケーなのです。
住宅ローンの事前審査は、どこに出せばいい?
結論はシンプル。
事前審査ですからどこでもOKです。候補の銀行があるならその中から選べばいいですし、なければ思いつく銀行どこでも大丈夫です。
とはいえ誰しも慣れないことですから、少しでも簡単に申し込める方がいいでしょう。インターネットでその場で申し込める銀行がオススメです。と言ってもほとんどの銀行がオンライン審査を行っております。
私はイオン銀行で事前審査をしました。続いてりそな銀行、三菱UFJ銀行、労金、auじぶん銀行で審査をし、合計5行で審査を受けました。審査に通ると、借入条件(金利や手数料など)が知らされるので、よりリアルに必要な金額が見えてきます。銀行によって手数料などの諸費用が大きく違うので、よく比較して検討するには数社出すのがオススメです。
しかし、ここでの事前審査は住宅ローンを借りれるか試すだけでOKですから、1社でも十分です。
銀行選びはまた別の機会に解説します。
まずはどこでもいいので事前審査です!
5行も審査に出す人も珍しいと思いますが、私が実際にやった中でサイトの作りや申し込みの手順が分かりやすかったのはダントツでイオン銀行でした。事前審査のページに支払いシミュレーションも用意されていて、申し込みの手順も分かりやすかったです。
審査結果はイオン銀行と三菱UFJ銀行が早く、2日ほどで結果が来ました。確かメールでの結果通知だったと思います。一番遅かったのはりそな銀行で、1週間ほどかかりました。
結果を待っているときはドキドキでしたが、審査に通ると本当にホッとしますよ。
ちなみに事前審査はイオン銀行がオススメですが、借りるかどうかは全く別問題です。自分にとって一番条件が良い銀行から借りましょう。
私は結局イオン銀行とは別の地方銀行から借りました。笑
住宅ローン事前審査の注意点
審査結果に関わる内容は正直に書こう!
入学試験や就職面接など、何か審査されると言うのは気分がいいものではありません。自信がないと小さなところで偽ったりするものです。合コンで年齢を偽ったことはありませんか?
私はありません!笑
私もありません!!笑
住宅ローンも同じことが言えます。
勤続年数を長く書いてみたり、今の居住年数を長く書いてみたり、会社の役職を盛ってみたり、家族の年収を盛ってみたり、車のローン残高を少なく書いてみたり、、色々ありますが、事前審査の目的は、住宅ローンの審査に通るかの事前確認です。偽って事前審査を通過しても、本審査で偽ることはできません。
虚偽の内容で審査に通った場合、住宅ローンの契約が破棄されることもあります。正直に正面からぶつかって、突破できるか試しましょう。そのための事前審査です。
事前審査に落ちたら??
とにかく事前審査出せって言うけどさぁ。
落ちたらどうすればいいの?そこが肝心だよね。
あくまでその銀行で落ちただけ。世の中に銀行はごまんとある。
もし仮に事前審査で落ちても、落ち込まないでください。その銀行の審査基準が厳しかっただけかもしれません。
自分の信用情報に傷がないことを確認できているなら、自信をもって他の銀行に事前審査を出しましょう。とにかく、審査の通る銀行を見つけることが大切です。そうでないと、打ち合わせを進めても夢物語で終わってしまうかもしれません。諦めずに事前審査を出しましょう。
それでもダメなら?
資金計画を見直しましょう。
年収に対して借入額が多すぎませんか?住宅ローンの借り入れは年収の8倍とか10倍なんて記事を見かけますが、とんでもありません。そんなに借りたらいつか破綻します。仮に破綻しなくても、住宅ローンの支払いで一生を終えることになりかねません。無理なく払える金額と考えるなら、年収の5倍程度、多くとも6倍以下が理想です。ハウスメーカーもお金を使わせようと甘い言葉をかけてきますが、無視してください。
審査を通すためには資金計画、借り入れ金額の調整も大切です。
まとめ
今回は住宅ローンの事前審査、実践編でした。マイホーム計画の中で住宅ローンや銀行選びはとても地味で楽しくもない作業です。しかし、マイホーム計画の根本となる大切な部分です。ローンが通らなければ家は建ちませんし、銀行選びや資金計画に無理や無駄があると、建ててから苦労します。
早かれ遅かれ住宅ローンが必要なら、最初に事前審査をやってしまいましょう。そして、どうか安心して楽しいマイホーム計画を進めてください。
私は一度失敗しましたが、正直その時はローンが組めるか心配で、あえてそのことを考えないようにしていました。そしてそのまま打ち合わせを進めたことが仇となり、大きな後悔をすることになりました。
その失敗があったからこそ、その数年後の時は真っ先に信用情報を調べました。もちろん銀行が決定して本審査を突破するまでは安心できませんでしたが、事前審査を突破していることが大きな安心を産みました。
皆さんのマイホーム計画が順調に進むことを心から祈っております。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。読んでくださった方の少しでもためになるような記事を書いていきたいと思っております。
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