マイホームを建てるにあたって、ほとんどの方が利用するのが住宅ローンです。前の記事で、ローン審査における信用情報の重要性を解説してきました。信用情報に問題がなかったら、住宅ローンは心配ないのか?答えはN Oです。今回はいよいよ銀行の事前審査について解説していきます。
個人の信用情報は問題なし!次にやることは?
まだ安心できる段階ではない
マイホーム計画を考える場合、何より先に信用情報を確認して欲しいというのは前回の記事で解説しました。マイホーム計画は長い道のりです。ローンを組むためのスタート地点に立っているかどうか確認してから計画を進めるべきです。
私は計画が進んでから銀行の審査に落ちるという苦い経験をしました。
3年後に再チャレンジして問題なく通りましたが、何事も順序と計画性が必要だということを学びました。
では、信用情報に問題がなかったら、次は何をすればいいのでしょうか?
そりゃ銀行の審査は問題ないだろうから、ハウスメーカーとの打ち合わせガンガン進めなきゃでしょ♪
間取りとかオプションとか決めることたくさん♪
まだ審査が安心できるとは言えませんよ!
信用情報は、あくまでスタート地点です。
信用情報が問題なければ、すぐに銀行の事前審査にとりかかろう
何言ってんの。
まだ銀行なんて決めてないし。
その前に、いくら借りるかも決まってないよ。
確かに正規の流れで行けば、ハウスメーカーも家の仕様も銀行もぜーんぶ決まってから、借りたい銀行に事前審査を申し込むのが本当の流れだと思います。
しかし、実は事前審査はもっともっと早い段階で、誰でも受けることができるんです。
ハウスメーカーと契約して、打ち合わせが進んでから、いざ審査に通らないという事態になったらどうでしょうか?
そ、そりゃきついわ。
でもさ、そのために前もって信用情報を確認したんだよね?
銀行の事前審査は、信用情報だけを確認しているわけではないんですよ。
なので、信用情報問題なし=ローン審査OK ではないのです。
銀行選びがまだという人は、こちらの記事が参考になります。フクシマタロウ調べで100万円以上の節約効果がありますよ!
【マイホーム購入】知らないと100万円以上損する銀行の選び方
住宅ローンの事前審査では、何を審査されているの?
住宅ローンには事前審査と本審査があります。本審査は本申し込みであり、その銀行から借りる!と言う意思決定の元に行う手続きになります。反対に、事前審査とは、そもそもその銀行で借りられる可能性があるのか、と言うことの確認になります。
事前審査で合格しても、本審査で落ちることはあります。しかし、事前審査で落ちたのに本審査で合格するなんてことはありません。各金融機関にはそれぞれの審査基準があり、それを基に審査の合否を決めています。
それは、その人の年収や勤続年数、勤め先など(これを属性と言います)の様々な条件に基づいて行われます。それぞれが金融機関の基準をクリアしているかということを確認するのが事前審査となります。
もういいからお金貸してくださいよ、、、。
まぁまぁ。
そうは言っても、それほど厳しいものではないんですよ。
事前審査の審査基準とは?
答えは、その人次第です。
答えになってないんですけど!
失礼しました。笑
いきなり結論ですが、いくら借りるか、何年で支払うか、大切なのはここだけです。この計画によっぽど無理がなければ、そして属性に問題がなければ、住宅ローンはまず通ります。
借りる金額や年収は人によって違うので、審査基準にも違いが出るのです。
借入額
でもさ、何かしら基準てないの?年収○○万以上とかさ。
年収は多ければ多いほどいいですが、あくまで借り入れ金額とのバランスが重要視されます。
年収300万円でも1500万円のローンが通った例もありますし、年収500万円で3500万円のローンに落ちた例もあります。
大切なのは、年収と借入額の比率です。
前者は比率が5倍に対し、後者は7倍です。年収が大いに越したことはありませんが、無理のない借入額にすることが大切なのです。
勤続年数
勤続年数って重要視されるの?
結構転職歴あるんだけど。。
勤続年数も長ければ長いほど良いのですが、最近では1年以上でも合格するケースが多いです。よっぽど短くなければ、気にする必要はありません。ちなみに、現職での勤続年数を確認されるだけなので、転職回数は関係ありませんよ。
私は2年以上3年未満で合格できました。
あ、勤続年数はそんなもんで受かるんだ!
結構ゆるいね!
金融機関によって違いはありますけどね。
フクシマタロウが審査に落ちた時の審査条件
聞きづらいけどさ、フクシマタロウさんが落ちた時の条件てどんなだったの?
それ聞きますか、、笑。
では、お恥ずかしいですが参考までに公表しましょう!
年収 | 550万円(前職での年収) |
勤続年数 | 3ヶ月(同業種から転職したて) |
雇用形態 | 正社員 |
会社の規模 | 2000人以上(非上場) |
妻の収入 | なし |
支払い計画 | 頭金なしの35年 |
他の借入 | 有り(車 残債50万ほど) |
申込金額 | 3500万円 |
勤続年数みじかっ!
それが原因じゃないの?
同業種からのキャリアアップ転職なので、影響はないはずなんです。
可能性があるとすれば、年収と借入のバランスかもしれません。
それよりも前の記事で解説した通り、個人信用情報に問題があったんだと思います。
フクシマタロウが審査に合格した時の審査条件
それなら合格した時の条件も聞いとかなきゃね!
年収 | ○万円 |
勤続年数 | 2年(同業種からの転職) |
雇用形態 | 正社員 |
会社の規模 | 2000人以上(非上場) |
妻の収入 | なし |
支払い計画 | 頭金なしの35年 |
他の借入 | 有り(携帯電話の分割払い数万円) |
申込金額 | 3400万円 |
なんで年収隠すのさ!
男らしくないね!
これは現職での収入なので、勘弁してください。汗
ただ、キャリアアップ転職で収入が増大したこと、申し込み金額を下げたことから、審査に通りやすい条件になったと思います。
ただし、一番大きいのは、信用情報の回復だと考えています。
合格した時は信用情報を調べて、問題ないことを確認してから銀行の審査を申し込みました。初回の時は信用情報を調べなかったので、情報に傷があることに気づかずに話を進めてしまって失敗したのです。
ちなみに、事前審査は何度でも出すことができます。支払い計画や金額などを調節して、合格するまで出してみるというのもありです。
ということは、、
信用情報に傷がなくて、普通に働いていて、収入と支出のバランスに問題がなければローンの審査には合格できる!
という事になります。
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(無料で【成功する家づくり7つの法則】をもらう)まとめ 事前審査を早めにやるべきただ一つの理由
それは、
- 事前審査に通らないと、住宅ローンは組めないから
- 万一ダメでも、早めに知る事ができれば傷が浅く済むから(悩んでハウスメーカー決めてからローン通らないなんてことになると、ダメージがでかい)
- 審査に落ちたとしても、金額などを変えて再チャレンジする時間ができるから
今回は住宅ローンの事前審査について、基礎編を解説してきました。住宅ローンの事前審査がどんなもので、どんなところに気をつければいいのかなんとなくお分かり頂けたでしょうか?
この事前審査はいつでもどこでも誰でも何度でも受けることができます。ぜひ早期に審査を受けて、安心してから住宅ローン計画を進めて行っていただきたいと思います。
次回の記事では、実践編としまして、具体的にどうやって事前審査を申し込むのかを解説していきますよ!
今回は信用情報に焦点を当てていますが、資産を増やすのも同じくらい大切。
以下の記事もぜひ参考にしてください。
住宅ローンの繰上げ返済 VS 資産運用 お金を増やす最適解を徹底解説!
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