この記事では、第1種換気システムを導入している家で電気代を節約する方法を3つご紹介します。
電気代の高騰はもはや死活問題。ここまで値上げするなんて、いったい誰が予想できたでしょうか。
私フクシマタロウの家でも、こんな状況になっています。2023年に入ってからの値上がりが半端じゃない。
少しでも家計へのダメージを減らすために電気代を節約したいと思うのはみなさん同じですよね。
ということで、今回は今の住宅に多く採用されている第1種換気システムを採用したお家向けに、空調システムを活用しながら電気代を節約する方法を解説していきます♪
他ではなかなかない空調システム目線での節約法。ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪
ちょっと前置き。換気システムとは?
ちょっと待って!
その換気システムってのがよくわかんないんですけど。
大丈夫です♪
わかりやすく解説します!
ここの理解がとても大切なので、ついてきてくださいね♪
換気システムは、建物内部の換気に使用される換気方法の種類のことであり、大きく分けて三つの種類に分けられる。コストの安い順にみていこう。
へぇー!
換気に種類なんてあるんだ!
第3種換気システム
第3種換気システムは、常時換気を行うシステムで、空気を常時入れ替えることで室内の空気の質を保つためのシステムである。一般的には、窓や壁に設置された換気口などから自然換気を行うシステムで、導入コストが安いメリットがある。
割とアパートに多くみられる換気システムですね。
自然換気に頼るので換気が安定しないデメリットもあります。
第2種換気システム
第2種換気システムは、室内の空気が悪化した場合に自動的に換気を行うシステムで、室内の二酸化炭素濃度を検知し、自動的に換気を行う。一般的には、換気扇を使用して排気する方法や、外気を取り込む方法がある。
自動制御で換気をする優秀なシステムですが、設定が適切でないと効率の良い換気ができません。季節によってきちんと設定することが必要です。
第1種換気システム
第1種換気システムは、給気と排気をファンで行う換気システムである。
空気を強制的に取り入れるため、室内の換気効率が他の換気システムに比べて高い。
最近の高気密な新築住宅に主に採用されるのが、この換気システムである。
導入コストが高いことや、気密の低い家と相性が悪いことがデメリットです。しかし換気効率が高くて安定しているので、これから採用するならこのシステムがオススメです。もちろん私の家も第1種換気です。
なるほど!
最近の家は窓を開けて換気する必要ないっていうけど、この換気システムのおかげなのね!
そうそう。
ちなみに私は何も知らず窓を開けて換気して失敗しました。
ぜひ下の記事も参考にしてください。
なんで窓を開けちゃダメなのかを解説してます。
第1種換気システムの家で電気代を節約する方法
ちょっと前置きが長くなりましたが、換気システムについて理解できましたね?
ばっちりよ!
では、本題である電気代の節約方法について解説していきましょう♪
ゴーゴー!
第1種換気システムを採用した家で電気代を節約するためには、以下の方法を実践することが重要!
エアコンや暖房器具の使用を最適化する
第1種換気システムを採用している家では、室内の空気が常に新鮮なため、エアコンや暖房器具を常に使わなくても室内が空調されて快適である。
もちろん夏や冬などはある程度必要になるけど、春や秋など外気温が快適な温度帯にある場合は、思い切ってエアコンなどを止めてしまおう。
これは全館空調を採用している家にも言えることである。
エアコンや暖房を使わず、換気システムによる空調を活用することで、電気代を節約することができる。
また、エアコンや暖房器具を使用する場合は、適切な温度設定を行うことが重要だ。
季節に応じて設定温度を上げたり下げることで、電気代を節約することができる。
ARUHIマガジン調べによると、冬に設定温度を1℃下げるだけで電気代を5〜10%削減できるそう。
あ、なんか聞いたことある!
これなら私もできそうね!
ウチは全館空調(Z空調)ですが、真冬でも設定温度は20℃以下です。
え、それじゃさすがに寒いっしょ??
ぜんぜん寒くないですよ!
それでも室温は基本25℃くらいあるので、あったかくて省エネです。
全館空調の電気代については以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。
機器をメンテナンスする
換気ファンには、フィルターが装備されている。
このフィルターには、ホコリや花粉、汚れなどが付着して風量が低下する可能性がある。
風量が低下すれば、その分運転するパワーを強くして風量を増やそうとする。
そうすると、電気代が高くなるのだ。
つまり、フィルターの清掃を定期的に行うことで、風量の低下を防ぎ、ファンの稼働時間やエネルギーを削減することができ、電気代が節約できるというわけだ。
フィルターの清掃は、ブラシや掃除機を使用することで簡単に行うことができる。汚れがひどい時はシャワーで流してしまうのも有効だ。
メンテナンスは機器を長持ちさせる意味でも大切なので、定期的にやるようにしよう。
めんどくさがりのくせに、、よく言うね。笑
ぜ、全館空調のメンテナンスについては以下の記事で解説してます。
私が実際にやってみた記事です。全館空調じゃなくてもエアコンの掃除として参考にできる記事です。ぜひご覧ください。
また、フィルターが破損している場合は、交換することをおすすめする。
これは、電気代の節約というよりは家族の健康のためである。
フィルターが破損していると、汚れが空気を循環させることになりますからね。破けてしまったり穴が空いたら、すぐに交換しましょう。
外気の状況によって換気量を調整する
外気の状況によっては、換気量を調整することが電気代の節約につながる。
例えば、風の強い日には、換気量を減らすことで室内の温度を保つことができ、無駄なエアコン運転を減らすことができる。また、外気が乾燥している日には、換気量を調整することで部屋の乾燥を防ぐことができ、加湿器や空気清浄機の運転を減らすことができる。
つまり、外気の状況を確認して、適切な換気量を保つことで、電力消費を減らすことができるのだ。
んーちょっと難しいなぁ。
換気量を調整するって言ったって、設計された計画換気で自動で換気してるんだもんさぁ、住んでる人が調整なんてできないじゃん?
確かにそうですよね。
では、もうちょっとかみ砕いて解説しますね。
第1種換気システムの家は機械式に換気するため、換気量が計算されて設計されている。
つまり、何もしなければ適切な換気量が保たれているということだ。
この換気量をいたずらにジャマすることで、室温が暑くなったり寒くなったりしてエアコンの消費電力が増えたり、乾燥したり湿度が上がったりすることで、エアコンや加湿器の消費電力が増えて、結果的に電気代が高くなってしまうのだ。
では、換気量をジャマするのってどんな要因があるのだろうか。
あーそういうことか。
窓あけたりとか、そういうこと?
あとは玄関の開け閉めや勝手口もあるよね。
そうそう。そういうことです。
そのほかにも意外なところで、大きな要因がまだありますよ。
盲点となるのはキッチンとお風呂の換気扇だ。
キッチンの換気扇は換気量が非常に多い。たくさんの空気を排出するということは、同じようにたくさんの空気が入るということだ。
キッチンに立つと同時に換気扇を回す人や、つけっぱなしにしている人は要注意。知らず知らずのうちに外気が流入している。
これが、真冬の乾燥時期ならどうなりますか?
乾燥した空気がお家に入ってきちゃう!!
加湿器がんばらないと!
真夏の時期なら?
お家の中がジメジメベタベター!!!
エアコン強運転!!
キッチンの換気扇は弱く回すか、料理をしている時間だけ回すようにしましょう。
お風呂の換気扇も同様に、つけている時間は排気した分だけ外気が給気口から室内に流入する。
換気扇に比べたら時間あたりの流入量は少ないが、お風呂の換気扇は長い時間つけっぱなしにするケースが多い。
つけている時間は少しずつだが確実に外気が入り込んでくることになるから、電気代が高くなる。
これは盲点だわ!
じゃどうすればいいのよ?!
夏はお風呂上がりはドアを閉めて1時間ほど回したら止めましょう。
そうすることで、湿気を効率よく外へ排出して、室内への循環も最小限にできます。
なるほど!
冬は??
冬はお風呂の換気扇は回さなくてOKです。
室内も乾燥するので、風呂上がりはお風呂のドアを開け放して加湿器がわりにしましょう。
浴槽の蓋はお湯が冷めるので基本閉めてていいですが、最後の人が入浴したら蓋も開けておけば加湿効果UPです。
簡単じゃん!
湿度の目安はあるの?
お部屋に湿度計があるなら、60%を目安にしてください。
60%以上はカビの原因になりますので換気扇を回しましょう。
まとめ
まとめると、第3種換気システムを採用した家で電気代を節約するためには、エアコンや暖房器具の使用を最適化することが重要だ。
フィルターをキレイに保って、外気の流入を最小限に調節して、エアコンなどを余計に運転させないことが大きな節約につながる。
これらの方法を実践することで、快適な空気環境を維持しながら、家の電気代を大幅に削減することができるのだ。
今日からできることばかりだし、一年を通して頭に入れておくべき大切なことばかり。個人的なことを言えば、電気代をたくさん払うより、その分少し美味しいお酒を飲んだり美味しいものを食べたい。そのためには、毎日のちょっとした工夫が必要というわけだ。
今回は、空調システムを生かしながら節約する方法という、ちょっと意外な節約方法を解説しました。
いかがでしたか?
ちょっと予想外の節約方法だったけど、簡単にできそうなのばっかり!
家族にも共有して、みんなでやれば効果大だね!
電気代の高騰はまだまだ続くでしょうから、工夫して節電して、乗り切っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ありがとうございました!
よかったら他の記事も読んでいってね♪
コメント